島木 健作

第一義の道

旧字旧仮名 約37,973字・読了目安76分

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「もう何時かしら」と眼ざめた瞬間におちかは思つた。思はずはつとした氣持で、頭を上げて雨戸の方を見た。戸の外はまだひつそりとして、隙間のどの一つからも白んだ向うはのぞかれはしない。安心して、寢返りを打つたが、まだどこか心の焦點のきまらぬ氣持で…

作品情報

分類NDC 913
公開日2010-09-11
最終更新2014-09-21
底本 「島木健作作品集 第四卷」創元社
入力Nana ohbe
校正土屋隆

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