島木 健作

鰊漁場

新字新仮名 約24,537字・読了目安49分

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一 赤い脚絆がずり下り、右足の雪靴の紐が切れかかっているのをなおそうともしないで、源吉はのろのろとあるいて行った。やっと目的地についたという安心も手伝って、T町の入口にさしかかった頃には、飢えと疲れとで彼はそのままそこの雪の上にぶったおれそ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2000-09-27
最終更新2014-09-17
底本 「島木健作全集 第一巻」国書刊行会
入力林田清明
校正松永正敏

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