島木 健作

癩

旧字旧仮名 約37,353字・読了目安75分

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1 新しく連れて來られたこの町の丘の上の刑務所に、太田は服役後はじめての眞夏を迎へたのであつた。暑さ寒さも肌に穩やかで町全體がどこか眠つてでも居るかの樣な、瀬戸内海に面したある小都市の刑務所から、何か役所の都合ででもあつたのであらう、慌ただ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2010-04-25
最終更新2014-09-21
底本 「島木健作作品集 第四卷」創元社
入力Nana ohbe
校正林幸雄

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