伊藤 野枝

惑ひ

新字旧仮名 約5,933字・読了目安12分

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その手紙を町子が男の本箱の抽斗に見出した時に、彼女は全身の血がみんな逆上することを感じながらドキ/\する胸をおさへた。『あの女だ、あの女だ。』息をはづませながら彼女はそふ思つた。そして異常な興奮をもつてその表書を一寸の間みつめてゐた。やがて…

作品情報

初出「青鞜 第四巻第四号」1914(大正3)年4月1日
分類NDC 913
公開日2013-06-27
最終更新2014-09-16
底本 「定本 伊藤野枝全集 第一巻 創作」學藝書林
入力門田裕志
校正Juki

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