国枝 史郎

広東葱

新字新仮名 約7,764字・読了目安16分

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一 夕飯の時刻になったので新井君と自分とは家を出た。そして自分の行きつけの――と云っても二三回行っただけの――黄華軒という支那料理店へ夕飯を食いに這入って行った。 「日本人は一人も居ないんだね」 新井君は不意にこう云ったが、自分にはその意味…

作品情報

初出「講談雑誌」1921(大正10)年9月
分類NDC 913
公開日2019-11-30
最終更新2019-11-02
底本 「国枝史郎探偵小説全集 全一巻」作品社
入力門田裕志
校正阿和泉拓

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