甲賀 三郎

真珠塔の秘密

新字新仮名 約8,246字・読了目安16分

この作品を読む Amazonで探す

一 長い陰気な梅雨が漸く明けた頃、そこにはもう酷しい暑さが待ち設けて居て、流石都大路も暫くは人通りの杜絶える真昼の静けさから、豆腐屋のラッパを合図に次第に都の騒がしさに帰る夕暮時、夕立の様な喧しい蝉の声を浴びながら上野の森を越えて、私は久し…

作品情報

初出「新趣味」1923(大正12)年8月号
分類NDC 913
公開日2008-05-20
最終更新2014-09-21
底本 「「新趣味」傑作選 幻の探偵雑誌7」光文社文庫、光文社
入力川山隆
校正noriko saito

甲賀 三郎の他の作品

甲賀 三郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。