甲賀 三郎

急行十三時間

新字新仮名 約12,809字・読了目安26分

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箱根山にかかると、車内も大分落着いて来た。午後十時半だ。只、私の前に席を占めた異様な二人、一人は五十位の色の黒い頬骨の出た、眼のギロリとした一癖ありそうな男、一人はもう七十近いかと思われる白髪の老翁だが、その二人が抑も出発の始めからのボソボ…

作品情報

初出「新青年」1926(大正15)年10月
分類NDC 913
公開日2018-10-05
最終更新2018-09-28
底本 「探偵小説の風景 トラフィック・コレクション(上)」光文社文庫、光文社
入力sogo
校正noriko saito

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