正岡 容

巣鴨菊

新字旧仮名 約5,702字・読了目安11分

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昭和廿年花季の戦火に巣鴨花街の僑居を焼かれてから早や二年有余の歳月がながれ去つた。大正大震以後、俄に隆昌しだしたこの新興色町は漸く町並に一種の情趣を生じて来たところで惜しくも焼亡してしまつたのである。何より町中のおもひもかけないところ/″\…

作品情報

分類NDC 914
公開日2016-06-18
最終更新2016-03-04
底本 「東京恋慕帖」ちくま学芸文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正酒井和郎

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