堀 辰雄

風景

旧字旧仮名 約3,433字・読了目安7分

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波止場の附近はいつものやうに、ぷんぷん酒臭い水夫や、忙しさうに陸揚してゐる人夫どもで一ぱいだつた。僕はさういふさなかを窮窟さうに歩くといふよりも、むしろ人氣のなささうなところを、ところを、と拾ひながら歩いてゐた。すると突然、僕は或るへんてこ…

作品情報

初出第一稿「山繭 第十号」1926(大正15)年3月1日、改稿「文學 第六号」1930(昭和5)年3月1日
分類NDC 913
公開日2012-12-11
最終更新2014-09-16
底本 「堀辰雄作品集第一卷」筑摩書房
入力tatsuki
校正染川隆俊

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