堀 辰雄

雨後

旧字旧仮名 約862字・読了目安2分

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六月二十日 これでもう山小屋に雨に降りこめられてゐること一週間。――「雨の輕井澤もまたいいです」などと友達に手紙を書いてゐた女房も、きのふあたりから少し氣が變になつてゐはしないかと思ふ位。 ――何しろ、樅の木なんぞの多い山のなかの一軒家だも…

作品情報

初出「東京朝日新聞」1938(昭和13)年7月7日、9日
分類NDC 915
公開日2011-04-05
最終更新2014-09-16
底本 「堀辰雄作品集第四卷」筑摩書房
入力tatsuki
校正染川隆俊

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