堀 辰雄

我思古人

旧字旧仮名 約2,581字・読了目安5分

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この夏も末になつてから漸つと「晩夏」が校了になり、ほつと一息ついてゐたら、甲鳥書林から何だか部厚い小包が屆いた。何かと思つたら、一束の檢印紙だつた。ひどく凝つた檢印紙で、一枚々々丁寧に印を捺さなければならないやうな代物なので、やれやれと思つ…

作品情報

初出「甲鳥 第八輯」甲鳥書林、1941(昭和16)年11月
分類NDC 914
公開日2018-05-28
最終更新2018-04-26
底本 「堀辰雄作品集第四巻」筑摩書房
入力tatsuki
校正植松健伍

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