堀 辰雄

初秋の浅間

旧字旧仮名 約2,526字・読了目安5分

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この山麓では、九月はたいへん雲が多い。しかし、夏の近づく頃の雲の不活溌な動きとは異つて、白い、乾燥した、動きのいちじるしい雲の塊りが不連續的に通り過ぎる度毎に、何かがそれらの雲とともに一剥されでもしたかのやうに、そのあとで青空はいよいよ本物…

作品情報

初出「帝国大学新聞 第七百三十三号」1938(昭和13)年9月26日
分類NDC 914
公開日2010-07-07
最終更新2014-09-21
底本 「堀辰雄作品集第四巻」筑摩書房
入力tatsuki
校正染川隆俊

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