堀 辰雄

炉辺

旧字旧仮名 約1,853字・読了目安4分

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一 數年まへの春、木曾へ旅したときのこと。落ちつく先は、奈良井にしようか、藪原にしようか、とちよつと氣迷つたのち、――まづ、鳥居峠を越えて、藪原までいつてみた。いい旅籠でもあつたら、とおもひながら、お六櫛などをひさいでゐる老舖などのある、古…

作品情報

分類NDC 914
公開日2011-04-20
最終更新2014-09-16
底本 「堀辰雄作品集第四卷」筑摩書房
入力tatsuki
校正染川隆俊

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