岡本 綺堂

玉藻の前

新字新仮名 約138,785字・読了目安278分

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清水詣で 一 「ほう、よい月じゃ。まるで白銀の鏡を磨ぎすましたような」 あらん限りの感嘆のことばを、昔から言いふるしたこの一句に言い尽くしたというように、男は晴れやかな眉をあげて、あしたは十三夜という九月なかばのあざやかな月を仰いだ。男は今…

作品情報

分類NDC 913
公開日2000-03-30
最終更新2014-09-17
底本 「修禅寺物語」光文社文庫、光文社
入力tatsuki
校正小林繁雄

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