小酒井 不木

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新字新仮名 約7,899字・読了目安16分

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一 その年の春はいつまでも寒さが続いたので、塚原俊夫君は、私に向かって、また大地震でも起こらねばよいがなどと、時々私を気味悪がらせておりました。けれども、幸いに、大きな天災地変もなく、五月に入ってからは急に暖かくなって、実験室の前の躑躅が一…

作品情報

初出「少年倶楽部 一四巻八号」1927(昭和2)年8月号
分類NDC K913
公開日2010-09-17
最終更新2014-09-21
底本 「小酒井不木探偵小説選 〔論創ミステリ叢書8〕」論創社
入力川山隆
校正門田裕志

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