堀 辰雄

麦藁帽子

新字新仮名 約16,300字・読了目安33分

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私は十五だった。そしてお前は十三だった。 私はお前の兄たちと、苜宿の白い花の密生した原っぱで、ベエスボオルの練習をしていた。お前は、その小さな弟と一しょに、遠くの方で、私たちの練習を見ていた。その白い花を摘んでは、それで花環をつくりながら。…

作品情報

初出「日本國民」日本國民社、1932(昭和7)年9月号
分類NDC 913
公開日2004-02-02
最終更新2014-09-18
底本 「燃ゆる頬・聖家族」新潮文庫、新潮社
入力kompass
校正染川隆俊

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