石川 啄木

第十八号室より

旧字旧仮名 約2,576字・読了目安5分

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一 いつとなく腹が膨れ出した。たゞそれだけの事であつた。初めは腹に力がたまつたやうで、歩くに氣持が可かつた。やがてそろ/\膨れが目に付くやうになつた時は、かうして俺も肥えるのかと思つた。寢たり起きたりする時だけは、臍のあたりの筋肉が少し堅く…

作品情報

分類NDC 914
公開日2009-10-30
最終更新2014-09-21
底本 「啄木全集 第十卷」岩波書店
入力蒋龍
校正小林繁雄

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