長塚 節

須磨明石

旧字旧仮名 約1,736字・読了目安3分

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蕎麥屋 須磨の浦を一の谷へ歩いて行く。乾き切つた街道を埃がぬかる程深い、松の木は枝も葉も埃で煤が溜つたやうに見える、敦盛の墓の木蔭にはおしろいが草村をなしてびつしりと咲いて居る、柔かな葉はやつぱり埃が掛つて居るが、赤や黄の相交つた花には目立…

作品情報

初出「馬醉木 第三卷第六號」1906(明治39)年10月12日
分類NDC 915
公開日2010-08-03
最終更新2014-09-21
底本 「長塚節全集 第二巻」春陽堂書店
入力林幸雄
校正伊藤時也

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