白い路
新字新仮名 約1,392字・読了目安3分
熟した果実がおのずから落ちるように、ほっかりと眼が覚めた。働けるだけ働いて、寝たいだけ寝た後の気分は、安らかさのうちに一味の空しさを含んでいる。…… 妻はもう起きて台所をカタコト響かせている。その響が何となく寂しい。……寂しさを感じるようで…
作品情報
| 初出 | 「層雲 大正六年一月号」1917(大正6)年1月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 911 914 |
| 公開日 | 2008-07-15 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「山頭火随筆集」講談社文芸文庫、講談社 |
| 入力 | 門田裕志 |
| 校正 | 仙酔ゑびす |
種田 山頭火の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。