泉 鏡花

清心庵

新字新仮名 約14,393字・読了目安29分

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一 米と塩とは尼君が市に出で行きたまうとて、庵に残したまいたれば、摩耶も予も餓うることなかるべし。もとより山中の孤家なり。甘きものも酢きものも摩耶は欲しからずという、予もまた同じきなり。 柄長く椎の葉ばかりなる、小き鎌を腰にしつ。籠をば糸つ…

作品情報

初出「新著月刊」1897(明治30)年7月
分類NDC 913
公開日2009-04-19
最終更新2014-09-21
底本 「泉鏡花集成3」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正noriko saito

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