原 民喜

よみがへる父

新字旧仮名 約351字・読了目安1分

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父の十七回忌に帰って、その時彼の縁談が成立したのだから、これも仏の手びきだらうと母は云ふ。その法会の時、彼は長いこと正坐してゐたため、足が棒のやうになったが、焼香に立上って、仏壇を見ると、何かほのぼのと暗い空気の奥に光る、かなしく、なつかし…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-05-01
最終更新2014-09-16
底本 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店
入力蒋龍
校正伊藤時也

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