田山 花袋 、田山 録弥

赤い鳥居

新字旧仮名 約5,007字・読了目安10分

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一 静夫はその高台のどんな細い道をもよく知つてゐた。そこを出れば坂がある。丘がある。林がある。その林は疎らで、下には萱や薄が生えてゐる。その薄の白い穂に夕日が銀のやうに光つて見えてゐる。さうかと思ふと、初夏の頃などには、浅い淡い緑がこんもり…

作品情報

初出「令女界 第四巻第五号」1925(大正14)年5月1日
分類NDC 913
公開日2017-12-13
最終更新2017-11-24
底本 「定本 花袋全集 第二十二巻」臨川書店
入力tatsuki
校正津村田悟

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