田山 花袋 、田山 録弥

ある日の印旛沼

新字旧仮名 約3,589字・読了目安7分

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私達は茣蓙を持つたり、煙草盆を持つたり、茶器を携へたりして、午前の日影のをりをり晴れやかに照りわたる間を土手の方へと行つた。水田の中では水鶏の声が頻りにきこえた。 『コ、コ、ココ、コ、コ』 いかにも水に近い感じであつた。沼はまだそれと見えて…

作品情報

初出「新青年 第一巻第十号」1920(大正9)年9月13日
分類NDC 914
公開日2021-03-30
最終更新2021-02-26
底本 「定本 花袋全集 第二十四巻」臨川書店
入力tatsuki
校正hitsuji

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