大阪で
新字旧仮名 約3,714字・読了目安7分
汽車で、東京の近郊に行く。麦の黄熟したさま、里川のたぷたぷと新芽をたゝえて流れてゐるさま、杜の上に晴れやかに簇がり立つた雲のさま、すべて心を惹かないものはない。『麦ははや刈り取るべくもなれる野にをりをり白し夏蕎麦の花』歌は平凡だが実景である…
作品情報
| 初出 | 「文章世界 第十五巻第七号」1917(大正6)年7月1日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 914 |
| 公開日 | 2021-03-09 |
| 最終更新 | 2021-02-26 |
| 底本 | 「定本 花袋全集 第二十四巻」臨川書店 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | hitsuji |
田山 花袋の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。