山間の旅舎
新字旧仮名 約6,670字・読了目安13分
一 山と山との間である。雨が降つてゐる。かなり強く降つてゐる。汽車の窓から覗くと、谷川が凄じく音を立てゝ白く砕けて流れてゐるのが見える。汽車の速力は次第に緩くなつて、やがて山の腹のやうなところに行つて留つた。小さな停車場――ほつ立小屋のやう…
作品情報
| 初出 | 「行楽 第一巻第一号(創刊号)」行楽社、1925(大正14)年4月1日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2020-05-13 |
| 最終更新 | 2020-04-28 |
| 底本 | 「定本 花袋全集 第二十一巻」臨川書店 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | hitsuji |
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