路傍の小草
新字旧仮名 約4,786字・読了目安10分
一 春の休みに故郷に帰つて来てゐる大学生のNのゐる室は、母屋からはずつと離れたところにあつた。かれはそこで毎朝早く眼覚めた。野には雲雀が揚つてゐる。茫つとあたりは霞んでゐる。隣の垣の花が朝日の光のまだ当らない空に模様か何ぞのやうになつて見え…
作品情報
| 初出 | 「若草 第二巻第二号」1926(大正15)年2月1日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2019-12-13 |
| 最終更新 | 2019-11-24 |
| 底本 | 「定本 花袋全集 第二十二巻」臨川書店 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | 津村田悟 |
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