北京の一夜
新字旧仮名 約1,056字・読了目安2分
突然私は犬の凄じく吼える声が夜の空気を劈いてきこえて来るのを耳にした。私にはすぐわかつた。それは平塚領事夫妻の伴れて来てゐた犬に相違なかつた。あの長平丸の一等船室の下のところで、箱の中に入れられて、頻りにさびしがつて吼えてゐたあの大きなドイ…
作品情報
| 分類 | NDC 915 |
|---|---|
| 公開日 | 2020-04-22 |
| 最終更新 | 2020-03-28 |
| 底本 | 「定本 花袋全集 第二十七巻」臨川書店 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 岡村和彦 |
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