葉山 嘉樹

牢獄の半日

新字新仮名 約7,628字・読了目安15分

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一 ――一九二三年、九月一日、私は名古屋刑務所に入っていた。 監獄の昼飯は早い。十一時には、もう舌なめずりをして、きまり切って監獄の飯の少ないことを、心の底でしみじみ情けなく感じている時分だ。 私はその日の日記にこう書いている。 ――昨夜、…

作品情報

初出「文芸戦線 第一巻五号」1924(大正13)年10月
分類NDC 913
公開日2009-05-03
最終更新2014-09-21
底本 「葉山嘉樹 短編小説選集」郷土出版社
入力A子
校正林幸雄

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