徳永 直

冬枯れ

新字新仮名 約26,462字・読了目安53分

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一 この南九州の熊本市まで、東京から慌ただしく帰省してきた左翼作家鷲尾和吉は、三日も経つともうスッカリ苛々していた――。 朝のうちは、女房が洗濯を終るまで子守しなければならぬので、駄菓子店である生家の軒先の床机を出して、懐中の三番めの女の児…

作品情報

初出「中央公論」1934(昭和9)年12月
分類NDC 913
公開日2020-01-20
最終更新2019-12-27
底本 「徳永直文学選集」熊本出版文化会館
入力門田裕志
校正津村田悟

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