片山 広子

身についたもの

新字旧仮名 約2,165字・読了目安4分

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M夫人は私たち十二三の時からの学校友達で、むかしも今も親しくしてゐるが、彼女は実家も婚家も非常に裕福なので趣味としての諸芸に達して、殊にお茶や歌では趣味以上のくろうとである。その彼女がある時言つた。「私はずゐぶんいろいろなお稽古ごとをやつて…

作品情報

分類NDC 914
公開日2009-10-11
最終更新2014-09-21
底本 「燈火節」月曜社
入力竹内美佐子
校正林幸雄

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