片山 広子

軽井沢の夏と秋

新字旧仮名 約5,680字・読了目安11分

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三月二十四日にTが亡くなつた。その二日ばかり前に私は彼と会つて一時間ばかり話をした。その時も彼は空襲がだんだんひどくなるから母さんは早く軽井沢に行つた方がよろしい、自分たちもすぐあとから行くからと私を急かしてゐた。もし軽井沢から急に東京に帰…

作品情報

分類NDC 914
公開日2010-11-17
最終更新2014-09-21
底本 「燈火節」月曜社
入力竹内美佐子
校正伊藤時也

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