岡本 綺堂

春の修善寺

新字新仮名 約3,960字・読了目安8分

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十年ぶりで三島駅から大仁行の汽車に乗換えたのは、午後四時をすこし過ぎた頃であった。大場駅附近を過ぎると、ここらももう院線の工事に着手しているらしく、路ばたの空地に投げ出された鉄材や木材が凍ったような色をして、春のゆう日にうす白く染められてい…

作品情報

初出「読売新聞」1918(大正7)年1月27日
分類NDC 914
公開日2008-12-29
最終更新2014-09-21
底本 「岡本綺堂随筆集」岩波文庫、岩波書店
入力川山隆
校正noriko saito

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