高浜 虚子

斑鳩物語

新字旧仮名 約9,284字・読了目安19分

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上 法隆寺の夢殿の南門の前に宿屋が三軒ほど固まつてある。其の中の一軒の大黒屋といふうちに車屋は梶棒を下ろした。急がしげに奥から走つて出たのは十七八の娘である。色の白い、田舎娘にしては才はじけた顔立ちだ。手ばしこく車夫から余の荷物を受取つて先…

作品情報

分類NDC 913
公開日2014-05-12
最終更新2014-09-16
底本 「近代浪漫派文庫 7 正岡子規 高浜虚子」新学社
入力門田裕志
校正荒木恵一

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