永井 荷風

梅雨晴

新字新仮名 約5,148字・読了目安10分

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森先生の渋江抽斎の伝を読んで、抽斎の一子優善なるものがその友と相謀って父の蔵書を持ち出し、酒色の資となす記事に及んだ時、わたしは自らわが過去を顧みて慚悔の念に堪えなかった。 天保の世に抽斎の子のなした所は、明治の末にわたしの為したところとよ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2010-04-16
最終更新2014-09-21
底本 「荷風随筆集(下)」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正阿部哲也

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