永井 荷風

すみだ川

新字旧仮名 約53,803字・読了目安108分

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一 俳諧師松風庵蘿月は今戸で常磐津の師匠をしてゐる実の妹をば今年は盂蘭盆にもたづねずにしまつたので毎日その事のみ気にしてゐる。然し日盛りの暑さにはさすがに家を出かねて夕方になるのを待つ。夕方になると竹垣に朝顔のからんだ勝手口で行水をつかつた…

作品情報

初出「新小説 第14年第12巻」1909(明治42)年12月
分類NDC 913
公開日2014-09-03
最終更新2014-09-16
底本 「明治の文学 第25巻 永井荷風・谷崎潤一郎」筑摩書房
入力阿部哲也
校正米田

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