永井 荷風

矢はずぐさ

新字旧仮名 約20,594字・読了目安41分

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一 『矢筈草』と題しておもひ出るままにおのが身の古疵かたり出でて筆とる家業の責ふさがばや。 二 さる頃も或人の戯にわれを捉へて詰りたまひけるは今の世に小説家といふものほど仕合せなるはなし。昼の日中も誰憚るおそれもなく茶屋小屋に出入りして女に…

作品情報

分類NDC 914
公開日2010-10-06
最終更新2014-09-21
底本 「荷風随筆集(下)」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正米田

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