田山 花袋

耶馬渓の一夜

新字旧仮名 約5,099字・読了目安10分

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町のお祭か何かで、中津の停車場はひどく雑沓した。おまけに、雨はかなりに強く降つてゐる。私達は耶馬渓に行く軌道の方へと行つて見たが、そこにも乗客が一杯押寄せてゐた。 漸く乗るには乗つたが、中々発車しない。あとからあとへと乗客が乗つて来る。大抵…

作品情報

分類NDC 915
公開日2004-12-19
最終更新2014-09-18
底本 「現代日本紀行文学全集 南日本編」ほるぷ出版
入力林幸雄
校正鈴木厚司

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