斎藤 茂吉

蚤

新字新仮名 約2,592字・読了目安5分

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蚤という昆虫は夏分になると至るところに居るが、安眠を妨害して、困りものである。 生れ故郷の村にも蚤は沢山いたが、東京という大都会には蚤なんか居ないだろうと想像して、さて東京に来てみると、東京にも蚤が沢山いた。 それは明治二十九年時分の話で、…

作品情報

分類NDC 914
公開日2004-01-25
最終更新2014-09-18
底本 「日本の名随筆18 夏」作品社
入力門田裕志
校正氷魚、多羅尾伴内

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