田山 花袋

父の墓

新字旧仮名 約7,985字・読了目安16分

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停車場から町の入口まで半里位ある。堤防になつてゐる二間幅の路には、櫨の大きな並木が涼しい蔭をつくつて居て、車夫の饅頭笠が其間を縫つて走つて行く。小石が出て居るので、車がガタガタ鳴つた。 堤防の下には、処々に茅葺屋根が見える。汚ない水たまりが…

作品情報

初出「趣味 第4巻第4号」易風社、1909(明治42)年
分類NDC 914
公開日2010-04-09
最終更新2014-09-21
底本 「ふるさと文学館 第五〇巻 【熊本】」ぎょうせい
入力林田清明
校正鈴木厚司

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