萩原 朔太郎

冬の情緒

新字旧仮名 約1,732字・読了目安3分

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冬といふ季節は、蕭条とした自然の中にをののいてゐる、人間の果敢ない孤独さを思はせる。我々の遠い先祖は、冬の来る前に穴を掘り、熊や狐やの獣と共に、小さくかじかまつて生きたへて居た。そこには食物も餌物もなく、鈍暗とした空の下で、自然は氷にとざさ…

作品情報

分類NDC 911
公開日2009-06-16
最終更新2014-09-21
底本 「日本の名随筆20 冬」作品社
入力向山きよみ
校正noriko saito

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