永井 荷風

来青花

新字旧仮名 約1,621字・読了目安3分

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藤山吹の花早くも散りて、新樹のかげ忽ち小暗く、盛久しき躑躅の花の色も稍うつろひ行く時、松のみどりの長くのびて、金色の花粉風来れば烟の如く飛びまがふ。月正に五月に入つて旬日を経たる頃なり。もし花卉を愛する人のたま/\わが廃宅に訪来ることあらん…

作品情報

分類NDC 914
公開日2010-01-15
最終更新2014-09-21
底本 「日本の名随筆1 花」作品社
入力門田裕志
校正noriko saito

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