島崎 藤村

出発

新字旧仮名 約20,214字・読了目安40分

この作品を読む Amazonで探す

時計屋へ直しに遣つてあつた八角形の柱時計が復た部屋の柱の上に掛つて、元のやうに音がし出した。その柱だけにも六年も掛つて居る時計だ。三年前に叔母さんが産後の出血で急に亡くなつたのも、その時計の下だ。 姉のお節は外出した時で、妹のお栄は箒を手に…

作品情報

初出「新潮」新潮社、1912(大正元)年11月
分類NDC 913
公開日2012-12-15
最終更新2014-09-16
底本 「島崎藤村全集第五巻」筑摩書房
入力林幸雄
校正木浦

島崎 藤村の他の作品

島崎 藤村の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。