鈴木 三重吉

赤い鳥

旧字旧仮名 約36,069字・読了目安72分

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冷吉は自分には考へる女がなかつたものだから、讀んだ物の中の、赤い鳥を遁がして出て行く女を、自分の女にして考へてゐた。そのために自分に女のないのが餘計に暗愁を増すやうな事もあつたけれど、それでも外に何もないのだから、やつぱりその女を考へずには…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-02-23
最終更新2014-09-16
底本 「鈴木三重吉全集 第二巻」岩波書店
入力林幸雄
校正木浦

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