鈴木 三重吉

金魚

旧字旧仮名 約4,192字・読了目安8分

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町に金魚を賣る五月の、かうした青い長雨の頃になると、しみ/″\おふさのことが思ひ出される。今日も外にはしと/\と蜘蛛の糸のやうな小雨が降る。金魚の色ばかりを思ひ浮べても物淋しい。おふさを思へばうら悲しい。 二人はあの青山の裏町の、下二た間と…

作品情報

分類NDC 914
公開日2010-07-24
最終更新2014-09-21
底本 「鈴木三重吉全集 第二巻」岩波書店
入力林幸雄
校正noriko saito

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