佐藤 垢石

葵原夫人の鯛釣

新字新仮名 約8,255字・読了目安17分

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一 葵原夫人は、素晴らしい意気込みである。頬に紅潮が漂って来た。 「では、いけませんか?」 と、念を押す。 「いけない、と言うことはありませんが、一体に婦人は舟に弱いものですからね」 「いえ、それでしたら御心配いりませんわ。私、もう五、六年…

作品情報

分類NDC 787 914
公開日2015-09-03
最終更新2015-08-26
底本 「垢石釣游記」二見書房
入力門田裕志
校正塚本由紀

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