泉 鏡花 、泉 鏡太郎

十六夜

旧字旧仮名 約15,422字・読了目安31分

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一 きのふは仲秋十五夜で、無事平安な例年にもめづらしい、一天澄渡つた明月であつた。その前夜のあの暴風雨をわすれたやうに、朝から晴れ/″\とした、お天氣模樣で、辻へ立つて日を禮したほどである。おそろしき大地震、大火の爲に、大都は半、阿鼻焦土と…

作品情報

分類NDC 913
公開日2011-09-05
最終更新2014-09-16
底本 「鏡花全集 巻二十七」岩波書店
入力門田裕志
校正川山隆

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