小川 未明

春になる前夜

新字新仮名 約6,161字・読了目安12分

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すずめは、もう長い間、この花の国にすんでいましたけれど、かつて、こんなに寒い冬の晩に出あったことがありませんでした。 日が西に沈む時分は、赤く空が燃えるようにみえましたが、日がまったく暮れてしまうと、空の色は、青黒くさえて、寒さで音をたてて…

作品情報

初出「東京日日新聞」1922(大正11)年1月7日~10日
分類NDC K913
公開日2014-01-13
最終更新2014-09-16
底本 「定本小川未明童話全集 3」講談社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正江村秀之

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