小川 未明

舞子より須磨へ

新字新仮名 約1,894字・読了目安4分

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舞子の停車場に下りた時は夕暮方で、松の木に薄寒い風があった。誰も、下りたものがなかった。松の木の下を通って、右を見ても、左も見ても、賑かな通りもなければ、人の群っているのも目に入らない。海は程近くあるということだけが、空の色、松風の音で分る…

作品情報

分類NDC 915
公開日2012-01-26
最終更新2014-09-16
底本 「芸術は生動す」国文社
入力Nana ohbe
校正仙酔ゑびす

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