宮地 嘉六

老残

新字旧仮名 約22,698字・読了目安45分

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終戦と共に東京の空が急に平穏にかへつたときは誰もがホツとしたであらう。が、それから当分の間、あの遠くでならす朝夕のサイレンの声が空襲警報のやうに聞えて、いやだつた。鳴らすやつもさうした錯覚をねらつて、からかひ半分にやつてゐるやうにさへ思へた…

作品情報

初出「中央公論」1952(昭和23)年3月号
分類NDC 913
公開日2015-01-02
最終更新2014-12-15
底本 「現代日本文學大系 49 葛西善藏 嘉村礒多 相馬泰三 川崎長太郎 宮地嘉六 木山捷平集」筑摩書房
入力青空文庫
校正荒木恵一

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