泉 鏡花

高野聖

新字新仮名 約48,904字・読了目安98分

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一 「参謀本部編纂の地図をまた繰開いて見るでもなかろう、と思ったけれども、余りの道じゃから、手を触るさえ暑くるしい、旅の法衣の袖をかかげて、表紙を附けた折本になってるのを引張り出した。 飛騨から信州へ越える深山の間道で、ちょうど立休らおうと…

作品情報

初出「新小説 第五年第三巻」春陽堂、1900(明治33)年2月1日
分類NDC 913
公開日1999-01-30
最終更新2014-09-17
底本 「ちくま日本文学全集 泉鏡花」筑摩書房
入力真先芳秋
校正林めぐみ

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